アルピナB3 BITURBO '07 [アルピナ]
【BMWアルピナ B3 BITURBO】
アルピナと聞いて、BMWのチューナーであると思う人もいるかもしれないが、実はアルピナはれっきとした自動車メーカーである。
カタログは日本語版でありながらも実はドイツで印刷されているというのが興味深い。
アルピナ社のコーポレートカラーがブルーとグリーンであることからか、カタログも全体的にブルーをモチーフとしてものになっている。
そのうちグリーンをモチーフとしたカタログも登場するかもしれない…
BMWアルピナ B3 BITURBOは、BMWの3シリーズをベースとして、アルピナが作り上げたクルマであるが、カタログを見るとアルピナがとても歴史を大切にしていることがわかる。
最初のページには歴代の3シリーズをベースとしたアルピナモデルが掲載されており、新型B3がそのDNAを受け継いでいることをアピールしている。
○エクステリア
アルピナ B3 BITURBOが外装でノーマルの3シリーズと異なるのは、控えめなスポイラーとアルピナホイール、ボディに入るデコラインが主な箇所だが、この3点セットが揃うだけで、アルピナらしい雰囲気が漂うのは不思議である。
カタログではセダンとカブリオがクラシックホイールを、クーペがダイナミックホイールを履いているが、クラシックホイールの方がアルピナらしいと思うのは私だけだろうか?
リムジン(セダン)
クーペ
カブリオ
○インテリア
次にインテリアを見てみよう。
アルピナ B3 BITURBOのインテリアはBMW3シリーズをベースとしたものではあるが、ブルーのアルピナメーターパネルやプロダクションプレート、アルピナメタルエンブレムが装着されたシートにより、よりエクスクルーシブな満足感を与えてくれる。
シートは3シリーズでも設定されているダコタレザーが標準装備だが、他にもオプションでウォークナッパレザーやフルレザーメリノ、ラヴァリナレザーが選べる。
ラヴァリナレザーはスタンダードなラヴァリナ1とレザーの使用範囲の広いラヴァリナ2がある。
ラヴァリナ2のオプション価格は1,990,000円である。
ちなみにラヴァリナを選択すると、アルピナメタルエンブレムだけでなく、ひし形マークもつき、またバイカラーと呼ばれるツートンカラーも選択できる。
ウッドパネルもアルピナ独自のものである。日本に入ってくるB3 BITURBOのウッドは少し赤みを帯びたエルムウッドが採用されている。ちなみにB3以外ではB6にもエルムウッドが採用されている。
B5とB6はミルテウッドが採用されている。
もちろんノーマルの3シリーズにあるようなアルミニウムインテリアも4万円でオプションが選択できる。
○エンジン
気になるエンジンだが、アルピナ B3 BITURBOは3.0L直列6気筒ツインターボエンジンを採用している。
B5やB7がスーパーチャージャー付エンジンで明らかにBMWにはないオリジナル性のあるエンジンなのに対して、B3 BITURBOのエンジンは文字だけ見ると335iのエンジンと同じなので、そこだけ見てしまうと、少し物足りないと思う人もいるかもしれないが、そこはアルピナ。きちんと手が入っている。
ベースこそ335iの直6ツインターボだが、マーレ製のピストンを採用し、圧縮比を10.2から9.4に変更することで最高出力は335iの306psに対して370psと約20%ものパワーアップを実現している。
パワーだけ見れば、アルピナ B3 BITURBOのライバルと称されることも多いM3や、そのM3のライバルになり得そうなC63 AMGなどは同じDセグメントの車でありながら400psオーバーである。
しかし、アルピナとそれらのクルマを比較することはあまり意味がなさそうだ。
なぜならアルピナを買うことは、ストーリーやヘリテージに裏付けられたアルピナの世界観を買うことに他ならないからである。
◆◆◆◆◆◆◆◆データベース◆◆◆◆◆◆◆◆
【BMWアルピナ B3 BITURBO】
■BMWアルピナ B3 BITURBO
エンジン形式:N54K20A
エンジン種類:DOHC直列6気筒ツインターボ
総排気量(cc):2,979
ボアx ストローク(mm):84.0×89.6
最高出力PS/rpm:370/5500~6000
最大トルク kg・m/rpm:51.0/3,800~5,000
ミッション形式:6速スポーツAT SWITCH-TRONIC (ZF製6HP-19)
●ボディカラーデータ
アルピナブルー(¥298,000)
アルピナグリーン(¥438,000)
BMWメタリックペイントボディカラー(¥120,000)
BMWインディビジュアルボディカラー(¥910,000)
BMWの他のモデルのボディカラー(¥820,000)
BMWで廃盤となってしまったボディカラー(¥910,000)
(事前に問合せが必要)
●インテリアトリム&カラー
トリム:エルムウッド(オプションでアルミニウムインテリア)
シート素材:ダコタレザー/ウォークナッパレザー(オプション)
インディヴィジュアルフルレザーメリノ(オプション)/ラヴァリナレザー(オプション)
●ラヴァリナシートカラー
ブラックベリー
ブラック
コニャック
レーシンググリーン
クラシックブルー
プラティン
エンツィーン
カラメル
ビルケ
クリスタルグレー
チムニーレッド
※1 バイカラーを選択すると、ツートンカラーにできる
※2 ラヴァリナレザーに気に入った色がない場合は、A4サイズの色見本をアルピナに
送付すれば、スペシャルカラーを調合してくれる(\69,000)
参照:BMWアルピナ B3 BITURBO カタログ(2007年10月版)
◆E90の他モデルたち
・BMW 3シリーズ セダン
・BMW M3
◆BMWの資料や書籍はBMWアーカイブスへ
アルピナと聞いて、BMWのチューナーであると思う人もいるかもしれないが、実はアルピナはれっきとした自動車メーカーである。
カタログは日本語版でありながらも実はドイツで印刷されているというのが興味深い。
アルピナ社のコーポレートカラーがブルーとグリーンであることからか、カタログも全体的にブルーをモチーフとしてものになっている。
そのうちグリーンをモチーフとしたカタログも登場するかもしれない…
BMWアルピナ B3 BITURBOは、BMWの3シリーズをベースとして、アルピナが作り上げたクルマであるが、カタログを見るとアルピナがとても歴史を大切にしていることがわかる。
最初のページには歴代の3シリーズをベースとしたアルピナモデルが掲載されており、新型B3がそのDNAを受け継いでいることをアピールしている。
○エクステリア
アルピナ B3 BITURBOが外装でノーマルの3シリーズと異なるのは、控えめなスポイラーとアルピナホイール、ボディに入るデコラインが主な箇所だが、この3点セットが揃うだけで、アルピナらしい雰囲気が漂うのは不思議である。
カタログではセダンとカブリオがクラシックホイールを、クーペがダイナミックホイールを履いているが、クラシックホイールの方がアルピナらしいと思うのは私だけだろうか?
リムジン(セダン)
クーペ
カブリオ
○インテリア
次にインテリアを見てみよう。
アルピナ B3 BITURBOのインテリアはBMW3シリーズをベースとしたものではあるが、ブルーのアルピナメーターパネルやプロダクションプレート、アルピナメタルエンブレムが装着されたシートにより、よりエクスクルーシブな満足感を与えてくれる。
シートは3シリーズでも設定されているダコタレザーが標準装備だが、他にもオプションでウォークナッパレザーやフルレザーメリノ、ラヴァリナレザーが選べる。
ラヴァリナレザーはスタンダードなラヴァリナ1とレザーの使用範囲の広いラヴァリナ2がある。
ラヴァリナ2のオプション価格は1,990,000円である。
ちなみにラヴァリナを選択すると、アルピナメタルエンブレムだけでなく、ひし形マークもつき、またバイカラーと呼ばれるツートンカラーも選択できる。
ウッドパネルもアルピナ独自のものである。日本に入ってくるB3 BITURBOのウッドは少し赤みを帯びたエルムウッドが採用されている。ちなみにB3以外ではB6にもエルムウッドが採用されている。
B5とB6はミルテウッドが採用されている。
もちろんノーマルの3シリーズにあるようなアルミニウムインテリアも4万円でオプションが選択できる。
○エンジン
気になるエンジンだが、アルピナ B3 BITURBOは3.0L直列6気筒ツインターボエンジンを採用している。
B5やB7がスーパーチャージャー付エンジンで明らかにBMWにはないオリジナル性のあるエンジンなのに対して、B3 BITURBOのエンジンは文字だけ見ると335iのエンジンと同じなので、そこだけ見てしまうと、少し物足りないと思う人もいるかもしれないが、そこはアルピナ。きちんと手が入っている。
ベースこそ335iの直6ツインターボだが、マーレ製のピストンを採用し、圧縮比を10.2から9.4に変更することで最高出力は335iの306psに対して370psと約20%ものパワーアップを実現している。
パワーだけ見れば、アルピナ B3 BITURBOのライバルと称されることも多いM3や、そのM3のライバルになり得そうなC63 AMGなどは同じDセグメントの車でありながら400psオーバーである。
しかし、アルピナとそれらのクルマを比較することはあまり意味がなさそうだ。
なぜならアルピナを買うことは、ストーリーやヘリテージに裏付けられたアルピナの世界観を買うことに他ならないからである。
◆◆◆◆◆◆◆◆データベース◆◆◆◆◆◆◆◆
【BMWアルピナ B3 BITURBO】
■BMWアルピナ B3 BITURBO
エンジン形式:N54K20A
エンジン種類:DOHC直列6気筒ツインターボ
総排気量(cc):2,979
ボアx ストローク(mm):84.0×89.6
最高出力PS/rpm:370/5500~6000
最大トルク kg・m/rpm:51.0/3,800~5,000
ミッション形式:6速スポーツAT SWITCH-TRONIC (ZF製6HP-19)
●ボディカラーデータ
アルピナブルー(¥298,000)
アルピナグリーン(¥438,000)
BMWメタリックペイントボディカラー(¥120,000)
BMWインディビジュアルボディカラー(¥910,000)
BMWの他のモデルのボディカラー(¥820,000)
BMWで廃盤となってしまったボディカラー(¥910,000)
(事前に問合せが必要)
●インテリアトリム&カラー
トリム:エルムウッド(オプションでアルミニウムインテリア)
シート素材:ダコタレザー/ウォークナッパレザー(オプション)
インディヴィジュアルフルレザーメリノ(オプション)/ラヴァリナレザー(オプション)
●ラヴァリナシートカラー
ブラックベリー
ブラック
コニャック
レーシンググリーン
クラシックブルー
プラティン
エンツィーン
カラメル
ビルケ
クリスタルグレー
チムニーレッド
※1 バイカラーを選択すると、ツートンカラーにできる
※2 ラヴァリナレザーに気に入った色がない場合は、A4サイズの色見本をアルピナに
送付すれば、スペシャルカラーを調合してくれる(\69,000)
参照:BMWアルピナ B3 BITURBO カタログ(2007年10月版)
◆E90の他モデルたち
・BMW 3シリーズ セダン
・BMW M3
◆BMWの資料や書籍はBMWアーカイブスへ
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